どうしたらいいかわからない

義理の叔父さんが亡くなったと連絡があった

いとこのお父さんだ

それを聞いてすごく悲しくなった、数回しか会ったことはないけれど本当に優しくてずっと幸せであるべき人だった

いとこはまだ高校生の男の子で奥さん(私のおばさん)はわたしの母より10歳も若い

おじさんとおばさんは10歳ほど歳が離れていて、お互いのことを今でもけーくん・さっちゃんと呼び合っていてすごく仲が良かった

 

一年前のお正月には病気だということを聞いていた

ほとんどご飯を食べずに私たちいとこ同士が集まって食べたりみんなで遊んでいるのを少し離れたところから眺めていた

すごく優しい眼差しと力のない掠れた声が悲しかった、けれどわたしはそんなに深刻には考えていなかった

もっと前の夏に会った時は流しそうめんをするために竹を切ったり削ったりしたことを思い出した、凄く楽しかった。

 

物心ついてから身近な人をなくすのは初めてで想像していたより映画で観たよりずっと悲しいものだとわかった

 

数日一緒にいただけで好きになっちゃうような人だから、いとこもおばさんもおじさんのことが大好きだったと思う

 

 

 

わたしは傷つきやすくメンタルが弱いらしい

傲慢で我儘なのにナイーブだなんて、扱いづらくて困っちゃうね

でもだめだめで落ち込んでもいいってことにした、もっとめちゃくちゃになりたい

 

叔父さんの死を聞いて妹たちは平気そうでもわたしはひとりで落ち込んで少しお風呂で泣いていた、悲しいことに耐えられない

 

帰り道に離れたところから、家のそばの細いT字路に消防車が止まってそこを救急車がサイレンを鳴らしながら曲がって行くのを見た

本当に自分の家で何が起きてしまったんだと思って走って確認しに帰った

悪いことが起きそうで、もし起きてしまったら耐えられないだろうから怖くてたまらなかった

結局わたしの家では何もなかったけれどこわい気持ちを知った