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会社のパソコンの中に「頭の中」という名前の付いたwordデータを入れている。仕事中に思いついたことを書く。

 


Charaの曲、儚くロマンチックで甘い。自分が何も出来ない女の子、あるいは赤ちゃんになった心地がする。そしてそうであることを許されて幸せだ。甘美なものに全てを委ねるだけでいい。欲や邪念や劣等感は消える。人は、生まれたままで美しいです。原初の状態になる。

 

 

会社の給湯室で知っている匂いがした。思い出そうとした。それは文鳥の雛にやる餌の匂いだった。水でふやかしたものを注射器のようなもので吸って、クチバシから喉のほうに入れて食べさせる。

 


ジャンガリアンハムスターを飼っていた。7歳くらいのころだ。それは家族のではなく私のハムスターで、私にとても懐いていた。ケージに手を入れると手に乗ってくるし、呼べば巣穴から出てくるし、芝生で離しても逃げない。名前はつけていなかった。

 


そのあと何年かしてまたハムスターを買った。白いジャンガリアンとグレーのジャンガリアンだ。フランス語で白と黒をさす、ブランカノワールと名付けた。家族の誰が言い出したのか、交配をさせた。子供が生まれた。3匹成長していき、毛色は白1匹とグレー2匹だった。生物の授業でならった遺伝の法則のことを思い浮かべた。シロ、クロ、クマと名付けた。結果的に5匹のハムスターを同時に買っていて、白いという名前が2匹、黒いという名前が2匹、クマという名前が1匹となったわけでした。

 


ウサギたちの名前のことを会社で考えたら微笑みが止められなくなった。