lost weekend

土曜日、ドレスを選びに表参道に行った。お店のお姉さんがとても素敵な人で、一緒にドレスを選んでもらうのがとてもたのしかった。今まで来たことないようなハードなデザインのものも、一回着てみて、と言ってそれに会うアクセサリーや靴、ボレロも出してもらった。1着きるごとに写真を撮ってもらってファッションショーごっこみたいだった。もし私におねえさんがいたら、こういう風に過ごしてみたかったと思った。名前を聞いたりすればよかった。個人的なことを話せばよかったし個人的なことを聞いてみたかったと、帰ってきてから思った。イヴ・サンローラン、マルニ、ディオールミュウミュウ、フォクシー、全部美しくて素敵だった。初めてルブタンのパンプスをはいた。鞄はおかあさんの、総ビーズ刺繍の小さな白いバッグを合わせる。かわいい服を着て納得するために生きている

 

ハロウィンを少したのしんだ。仮装をしたくなかったので本物のチャイナドレスを着てメイクを少し濃くして、髪を結ってパールを付けた。目の下に一粒パールを付けたのが、ピエロのようで唯一ハロウィンみたいだった。ピエロのメイクって、泣いているみたいだよね。私の涙もパールだったらよかったのに。黒地にくすんだゴールドとブラウンの糸が織り込まれて刺繍のようなゴブラン調のドレスがとても気に入っている。5年前くらいに手に入れたけれど着るのは今回が2回目だった

 

日曜日はずっと海外ドラマを観ていた。それからホットケーキを焼いた。百貨店の靴売り場がだいすき

 

そういえば金曜日は鎌倉に行って、おみくじを引いて大吉を出した。

「高い志操は鶴の様に世の人から美しいものに仰がれる。こだわることなく一路目標に進みなさい。世を見透すこたを忘れてはならない。低俗になれば身を傷う。」と書いてあった。気高く華麗な印象を受けた。