17歳

「あの夏、わたしは17歳で、文句なく幸せだった。ほかには父と、その愛人のエルザがいた。この状況は誤解を招くかもしれないから、ここですぐ説明しておきたい。」

 

 

「何も言えずにいる僕を、その人はちらりと見た。その人が鍵盤をいくつか叩くと、蓋の開いた森から、また木々の揺れる匂いがした。夜が少し進んだ。僕は17歳だった。」

 

たまたま図書館で借りた本を、1ページだけ読み、別の本を読み始めると、その最初のページにも17歳の子がいた。17歳の女の子と男の子。

 

こんな偶然、ちょっとうれしくなっちゃう、特別みたいな気持ち。

 

17歳は小説の主人公になりやすいのかな。絶妙にあやうい時期という感じがするもんね。

 

(1)、2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、61、67、71、73、79、83、89、97……

 

「美しい  素数」で検索したら、Yahoo!知恵袋で「唯一の偶数だから2が好き」と言っている人がいて理由まで美しかった