日記

悪い方に流される。当たり前に出来ていたことがそれは周りのおかげでそこにいるだけで息をするように出来ていたことだった。今はそうじゃないのでどんどん私の中にあった尊いものが、風船から空気が抜けるように少しずつなくなっていくのがわかる。気をつけていないとすぐに萎んでぺしゃんこになってしまう。そうなったらもう私はだめ

 

朝起きてチーズ(カマンベールチーズとブルーチーズ)にチョコレートを食べて紅茶を飲みながら本を読んだ。食べ終わったのでベッドで小説の続きを読む、なんだか薔薇の香りがする。ここには薔薇なんてないのにね。仕事のある平日はこんな朝ごはんじゃ途中で空腹になってしまうけれど、本来私は朝ごはんを沢山食べたくはないしこうして少しだけ好きな美味しいものを食べたい

 

少し前に、わざわざ別の人が偉い人の注目が私に集まるように何度も声を発してくれる、という出来事があったのだけれど、そのとき私は少しも注目なんかされたくなくて出来るだけ存在を消していたかった。誰にも目を向けられることなく自由にしていて中心で騒いでいる人たちを外側から見ているだけで十分だった。もっと言うと私はもし仮に自分に興味関心を持ってもらいたい、着目されたいと思ったら、自分でそうすることが出来るタイプだよ。その人はとても優しいと言うことがわかったけれど、私のことは何もわかってないよね。大人しくて内気で可愛い感じだと思ったのかな

 

ランチを取った洋食屋さん、フランスのラジオと音楽が流れていたり、60年代のファッション広告、ロートレックイヴ・サンローランのポスターが貼ってあった。お昼からワインを飲んでお喋りをしてたのしかった。はじめに飲んだトウモロコシの冷製スープがすごく美味しかった

 

お母さんに百貨店で口紅を買ってもらった。自分では買わないような高価なもの、それと要らないと何度も言ったのにファンデーションにマスカラ、クレンジングに、あと髪がパサパサだからとヘアオイルやらなんやら沢山買ってもらった。綺麗にしておきなさいって。おかあさんに性格がキツイってめちゃくちゃ言われる、そんなことを言われてもね、困っちゃう