赤ちゃんに会った

 

 

 

日曜日に、高校時代の友人達と久しぶりに会った。7月に女の子を出産した子のお祝いの会だった。赤ちゃんは本当に愛おしくて、母になったその子も以前に増して素敵な人になっていたのでとてもうれしかった。がんばっていて誇らしい気持ちになる。

みんなに会う前じつはそのグループの中の男の子達に小さな事でイライラしていたけれど、赤ちゃんを抱いている人は話に加わるのも忘れて、ただ眠っているだけの赤ちゃんを見つめながらありえないくらいアホみたいな顔で嬉しそうに無意識に微笑んでいた。みんなそれぞれ40分くらいずつ抱っこしていたとおもうけど、1人残らずそんな感じだし、移動中もご飯を食べる時も常に母になった友人と子供を気にかけて嫌な顔ひとつせずに荷物を持ったりペースを合わせたり、オムツの替えられるベビースペースを探して移動してその前で待っていたり、今はお酒の飲めない彼女に合わせてお昼に集まってお茶を飲んだりしていて、当たり前のことかもしれないけれど、こういうことが出来る人達だから、卒業して何年も経って、みんなの生活が変わっても集まって楽しく過ごせるんだなと思った。彼らのこういうところが好きだから一緒にいたんだなあと思い出してイライラも全部なくなった。

 

オムツを替えながら2人で話していた時、彼女も同じようなことを思ったみたいで、みんなが優しくてうれしいと言ってた。

 

その日の写真や動画が最高すぎて何度も見てしまう。みんな微笑んでるし赤ちゃんは可愛いし、動画に入ってた声を聴くとめちゃくちゃ美味しいプリン食べただとか、どこのパンケーキが美味しいだとかで(その母になった女の子とチャラチャラした男の子の会話)平和すぎて笑っちゃう。

 

 

自分に子供が出来ることはもちろん、結婚することもまだかなり先かなと思う。好きな人と一緒にはいたいし、したくないわけじゃないけれど、やりたいことがたくさんで自分のことでも精一杯で不安定なのでしばらくは到底無理という感じがする。あんまりこだわりがない。何年か前は、奥さんになって母親になって素敵な家庭を築くことが夢の1つでもあったような気がするけれど、なんだか今は違う。まず私は絶対に仕事をし続けたい、お互い自立していたいという気持ちが強すぎるので、子育てをしたりするのが想像できない。あと、服を作る、生産という行為をすでにしているので「自分の何かを後世に残したい」みたいな欲求がそこで解消されているんじゃないかなどと考える(いつか本で読んだ気がする)。最後の理由はここに書くのはやめようと思う。

 

 

親になるのは本当にすごいことだと思うし素敵だったので応援したい。私に出来ることは服を作ることで、女の子の子供服をプレゼントのために見に行ってとても可愛くて楽しかったから、沢山作ってあげたいと思った。

 

 

 

みんなが幸せになりますように。